第40回来日公演
「じゃじゃ馬馴らし」
"Taming of the Shrew"
インターナショナル・シアター
カンパニー・ロンドン
(ITCL)
ロンドンを拠点に、世界で公演ツアーを行い、独特な演出で世界中の観客を魅了しているインターナショナル・シアター・カンパニー・ロンドン(以下ITCL)。今年、5月に40回目の来日公演が実現します。
今回は、シェイクスピア作品の中でも人気・知名度の高い「じゃじゃ馬馴らし」を原語上演。長年に渡る海外での英国文学作品普及に追力した功績に対して、英国王室より勲章を受賞したポール・ステッピングが脚本と演出を務めます。
日本で行われる数少ない原語公演(英語)。日本にいながら、一流の海外演劇を鑑賞できる貴重な機会。原語上演だからこそ味わえる、シェイクスピアの持つ言葉のリズムや雰囲気をご堪能ください。
キャスト CAST
あらすじ
飲み代を払えず酒場から追い払われたスライ、酔いつぶれて店の外で寝込んでいたところに悪戯好きの一行が通りかかる。彼らは早速悪戯をしかけ、スライ自身が病み上がりの大金持ちであると信じ込ませる。いい気になったスライが見た夢は、ルネサンス時代の美しいパドヴァの町での物語・・・ パドヴァの商人の娘達、キャタリーナとビアンカ。この美しい姉妹は全く正反対の性格の持ち主。妹ビアンカは淑やかで優しいが、姉のキャタリーナは“じゃじゃ馬”と呼ばれる勇ましい女性で、理不尽な相手には間髪を入れない鋭い言葉でやりこめる。ビアンカには既に3人の熱烈な求婚者達がいるが、姉には未だ1人もいない。困った父親は姉が夫を見つけるまで、妹は「差し上げられない」と求婚者たちに宣言する。そこで、求婚者の1人、ホーテンショーはヴェローナから来た友人ペトルーキオに姉娘と結婚してくれるよう懇願する。“金持ち”の娘との結婚を望んでいたペトルーキオは二つ返事でこれを承諾。早速「君を馴らすべく生まれてきた男だ」と名乗りをあげ、キャタリーナの“調教”にとりかかる。彼女も怯むことなくこの挑戦に応じ、2人の白熱した舌戦が繰り広げられる。果たして、この一騎打ちの勝者は・・・?またビアンカの3人の求婚者が巡らす苦肉の策略とその行方は・・・?