第39回来日公演
「リア王」
"King Lear"
インターナショナル・シアター
カンパニー・ロンドン
(ITCL)
ロンドンを拠点に、世界で公演ツアーを行い、独特な演出で世界中の観客を魅了しているインターナショナル・シアター・カンパニー・ロンドン(以下ITCL)。今年、11月に39回目の来日公演が実現します。
今回は、シェイクスピア作品の中でも人気・知名度の高い「リア王」を原語上演。長年に渡る海外での英国文学作品普及に追力した功績に対して、英国王室より勲章を受賞したポール・ステッピングが脚本と演出を務めます。
日本で行われる数少ない原語公演(英語)。日本にいながら、一流の海外演劇を鑑賞できる貴重な機会。原語上演だからこそ味わえる、シェイクスピアの持つ言葉のリズムや雰囲気をご堪能ください。
キャスト CAST
あらすじ
ブリテン王国の年老いたリア王は退位を決意。その王国分割譲渡にあたり、3人の娘の自分への愛情を言葉で測ろうとする。「愛情テスト」の場で、上の2人の娘ゴネリルとリーガンはきらびやかな言葉で父王への愛情をあげつらね、満足した父王から領土をもらう。
一方リアが最も愛する末娘のコーディリアは“あわれな舌などおよばぬほど深い”愛情を父にもっていると感じ、特別な言葉はなく、娘として当然の孝養を尽くすだけだと述べる。これを聞いたリアは失望と怒りに我を忘れ、末娘の勘当を宣告し、2人の姉に全ての権力、財産を譲ってしまう。
一方、コーディリアの愛を競っていた2人の男性の中、バーガンディ公爵は持参金なしの姫を辞退するが、コーディリアの“穢れなき”心を見抜いたフランス王は彼女を后にと決意。二人は頑固なリアを後に宮廷を去る。こうして老いたリアの悲劇がはじまっていく・・・・・。